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2019年4月30日火曜日

【書籍紹介】海外研究・臨床留学 (バイオ・医系) を考えている方へのおすすめの本

海外研究 (留学) ・臨床留学を考えている方へおすすめの本


 アメリカでポスドクをしております。

 海外へ研究 (留学) …いやーすごいですね、とか言われるんですが、すごくないんです。医学系やバイオの研究者にとって誰でも簡単にできる、とは言いません。しかし、決して特別なことではないんです。

 私もひょんなことから海外へ出る決意をしまして、いろいろありましたがなんとか無事に出てきました。その辺のこと (どうして海外へいくことになったか、行く気分になったか、どうやって外の仕事を探したか、お金はどうしたか、将来をどう考えているか…などなど) はおいおいこのブログでまとめて書いていきたいと思いますが…。

 しかしながら、海外研究 (留学) の情報源って、結構、人によって得やすかったり得にくかったりするもので…。私の場合つい数年前まで、情報へのアクセスもそうですが、そもそも外へでることを考える、考えるそのきっかけさえないような状態でした。

 周りに留学の先輩がいたり、留学をする人が定期的にいるという文化があったり、上司に勧められたりする環境 (主に大学の医局ですとか、大きな研究室、研究所ということになるでしょうか…) であればアクセスも容易でしょうけれども、そういう状況でなければ、自分で情報を取って、知り、自分で決意しないといけません (どんな環境でも決意するのは自分ですが)。
 
 留学してみたい、という動機付けもある意味「出会い」ですし、ちょっと知ってみて、初めて興味がわくということもあります

 そういう意味では、今回紹介する書籍は、留学を「考えている」方だけでなく、バイオ系・医系の若い方が、留学なんて考えていなくてもそういうものもあるんだと知ってもらうのによいのかな、と思うものです。

 情報源は今の世の中、主にネットだと思いますが、やはり書籍というのはまとまっていますしよいことも多いですね。このブログでもリンクを多用したいと思いますが、書籍の紹介も引き続き少しずつしたいと考えています。

 さて、では海外への研究や医系の臨床留学を考えるにあたってのおすすめ本の紹介です。



研究・臨床留学のためのおすすめ本


Fig.1 アメリカにもたくさん留学関係本を持ってきました

  ① 研究留学術
  ② 研究留学のすゝめ! 
  ③ 海外医学留学のすべて
  ④ ただいま留学準備中 
  ⑤ The ヨーロッパ医学留学
  ⑥ 研究者・留学生のためのアメリカビザ取得完全マニュアル



① 研究留学術




 【書名】研究留学術第2版
 【監修】門川俊明 
 【出版社】医歯薬出版
 【リンク】楽天ブックス Amazon 図書館

 まずは最も汎用的でかつ、最も情報量が多く信頼できる一冊です。書店で目にされた方や手に取られた方も多いのではないでしょうか。

 この本は研究留学をされる方のためのバイブルのような本で、内容は基礎編と実践編にわけられており、しっかりまとまった情報があるのと同時に、たくさんのレポートがあっていろいろな面から状況がわかるように書かれています。

 データ編も大変によく、奨学金や留学関連本、チェックリストなどもあって有用です。

 留学をするかしないか考えるところから、ビザ取得、そして実際に渡航するまで、ずっと参考になる非常に良い一冊なので、まずは第一にお勧めしたい本です。



② 研究留学のすゝめ! 







 比較的新しく、2016年刊行の一冊。主にアメリカでの研究留学について扱っている本であるが、UJA(海外日本人研究者ネットワーク)編集で、羊土社の雑誌「実験医学」に連載されていた「UJA Presents 留学のすゝめ」に加筆したような構成になっています。

 留学するにあたり、どんなことをすればよいのか、どのように選択をしていけばよいのかといったことも良く書かれており役に立ちます。

 そして、地域別の世界の日本人研究者コミュニティ情報など役に立つ情報もあり、非常に有用です。



③ 海外医学留学のすべて



 とにかく情報量が多く、体験談が非常にしっかりかかれている海外医学留学に関する一冊。臨床留学を考えているなら絶対に持っていて損はなく、様々な事例を知ることができる一冊。様々な国の情報の他、海外臨床留学によく使われる「N Program」の現状などもしっかり書かれています。

 臨床で留学してみたいという人にはぜひ読んでいただきたい一冊。



ただいま留学準備中 




 【書名】ただいま留学準備中
 【著者】大谷隼一/田中栄 
 【出版社】南江堂
 【リンク】楽天ブックス Amazon 図書館

 95ページと薄い一冊ながら、医師が海外留学するまでに必要な事項についてよくまとまった一冊である。単著であることからどこに苦労したかなどの情報は端的でわかりやすい。情報量もしっかりあります。体験談などはないが、実際に留学する段階に入ったときや、留学を考えているときには読みながら考えることもできよいように思います。

 実際に留学を考える段階になったら一度目を通しておいていただきたい一冊です。



⑤ The ヨーロッパ医学留学




 【書名】Theヨーロッパ医学留学
 【著者】金子英弘 
 【出版社】メディカ出版
 【リンク】楽天ブックス Amazon 図書館

 ヨーロッパでの研究留学を考えている方は是非読んでみていただきたい一冊。ヨーロッパ留学のメリットやデメリットまでよくわかる。ただし、臨床系の話はほとんどないので、研究留学者向けですね。

 詳細な注意事項などがよく書かれているので、ヨーロッパ留学を考えている方は事前に読んでおくことをお勧めしたい一冊です。




⑥ 研究者・留学生のためのアメリカビザ取得完全マニュアル




 【書名】研究者・留学生のためのアメリカビザ取得完全マニュアル
 【著者】大蔵 昌枝/大須賀 覚
 【出版社】羊土社
 【リンク】楽天ブックス 楽天kobo Amazon Kindle 図書館

 アメリカへ行きたい人のためのビザ取得のための本。
 非常によくまとまっており最新の情報が多く助かる内容です。このぐらいのことはネットで調べてもわかる、と思われる方もいるとは思いますが、一個一個わかりやすいく丁寧に、かつ書籍として一箇所にまとめて書かれているのはこの本ぐらいです。

 アメリカで研究や臨床留学をしたい人は目を通しておいて損はない一冊です。


★ この記事は随時更新する予定です。







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2019年3月2日土曜日

渡米一周年を祝う

 昨晩は渡米一周年を祝って、同時期にきた研究者仲間と食事に行ってきました。
 ベセスダにあるベルギー料理屋さん Mussel Bar & Grille というお店。
 
 ベセスダ駅から歩いてすぐです。

Fig.1 Mussel Bar

 お店は賑やかで混んでいて人気な感じ。にぎやかでちょっとうるさい感じがまたよい。
 Mussel とはイガイのことのようで、ムール貝などが名物っぽいです。
 ベルギービールなどもたくさん。

Fig.2 牡蠣

 というわけで、牡蠣を頼む。おいしい。

Fig.3 ムール貝

 もちろん名物の貝も頼みました。美味しい。
 ビールもおいしかったです。

 一年あっという間であったなぁという話。もう半分という方もいます。
 日本から離れて一年で、英語はあまり上達したとは言えないけれど、文化についてはなだか考え方も変わって、日本の悪い面も冷静にみられるようになったかな、など。

 ただ、これを言うと、留学してアメリカかぶれになったとか言われるのかねぇ、などと盛り上がる。

 仲間ができるのも仲間がいるのも、海外にきて楽しいことの一つですね。

 とても楽しい夕ご飯でした。

 
● Mussel Bar & Grille


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2019年2月3日日曜日

【ブログ紹介】International Doctors (IDs) - 再掲

 以前にも一度紹介いたしましたが、新しいブログ運営に参画させてもらっています。



 海外で活動している医師・研究者による分担執筆のブログで、海外を目指す医学生、研修医、医師、研究者などを主な対象にして情報発信をしていこうという試みです。

 まだ解説二週間なのですが、すでに 11,000 PV を突破しています。今回は執筆者も紹介してみます(随時追加予定)。
 すでにお題二つ、海外へいくメリットと、デメリット、この二つの記事が集まっています。

 どうぞごひいきに。



雑草外科医@北米
外科専門医 / 北米 / Research fellow / 
Abdominal transplant surgery
学歴もお金も英語力も無い若手外科医が
世界を相手にどう足掻くか


Masaaki Kurahashi M.D., Ph.D.
98年名大医卒/Gastroenterologist/
Prinsipal Investigator/テニス愛好家 
11年間消化器内科医として働いた後2009年に渡米し、
消化管の研究室を主宰しています。



ピアニシモ@ドイツ
循環器科医
2018年4月よりドイツ・マックスプランク研究所で
ポスドクやってます。



カステラ女王様
カナダ在住のドロッポ界の女王。
16歳の時から自力で稼いで医師免許とり、
ステキ💖産業医目指してカナダで労働衛生修士とりましたが、
日本での働き方が心底嫌になって10年前に隠居をキメました。
怪しいブログやってます。
https://www.yummy-castella.com/


Taku Inohara
循環器内科 / 臨床研究(アウトカムリサーチ)を
学び&実践するためにDuke大学@USAに
2016年よりResearch Fellowとして留学中



いかさま君@フランス
心臓血管外科医
20183月からフランス留学中(1年間)
researchですが、研究せずに手術ばかりやってます




ゆるふわますい
日→米 麻酔科
ゆるふわにワークライフバランスを重視していきたいです




峰 宗太郎@NIH
病理専門医 / NIAID・NIH / Postdoctoral fellow / 
Virology, immunology and pathology
ブログやってます! https://www.minesot.com/



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2018年4月8日日曜日

【書籍紹介】研究留学のすゝめ!

 海外研究留学に関するおすすめの一冊を紹介します。



 【書名】研究留学のすゝめ! 〜渡航前の準備から留学後のキャリアまで
 【編集】UJA(海外日本人研究者ネットワーク)
 【出版社】羊土社
 【リンク】Amazon 楽天ブックス 7net honto
      e-hon 紀伊國屋書店 図書館


内容紹介より引用



留学にはギモンがいっぱい! 留学先選び,グラント獲得,留学後の進路…これらを乗り越えた経験者がノウハウを伝授し,ベストな留学へと導きます.本書を持って世界に飛び立ち,研究者として大きく羽ばたこう! 


留学先にももってきましたよ!


羊土社から2016年末に出版された留学指南本


 海外での研究留学を考える理系研究者におすすめできる一冊。
 最近出版されたバイオ・医学留学関係の本はすくなく、おすすめのものは数冊程度ですが、本書は研究留学に関して出た本では新しいものです。

 特にアメリカでのバイオ・医学関係の留学について詳しく書かれている一冊ですが、他の国に行きたい方、行く方にも役に立つと思われます。

 編者は海外日本人研究者ネットワーク(UJA)であり、会長である佐々木敦朗さんによる章も多くあります。佐々木さんはアメリカで独立した研究者です。
 この本は、そもそも羊土社の実験医学での連載「留学のすゝめ」をもとにしています。

内容は


 内容については、留学準備編、留学開始~留学中編、留学後期~終了編、外伝、付録にわかれています。

 イントロダクションで佐々木さんの実体験をもとに、留学とはなにか、そしてこの本で何を伝えたいかが書かれており、導入から引き込まれます。
 つづいて、留学先選び、助成金、CV(履歴書)や推薦書の書き方などまで章立てされて書かれていて、とても有用です。海外での生活のセットアップ、留学後の職探しまで言及されています。

 体験記が多く書かれていますが、執筆者は多岐にわたり、さまざまな工夫、成功談・失敗談がありとても参考になります。
 助成金などの情報も具体的でよく、付録の、日本人研究者コミュニティ情報も役に立つでしょう。
 
 外伝は大学院留学の話であり、学部生の人は読んでみると将来の参考になるように思います。

将来の留学を考えている方も、考えていなくても将来研究者としてやっていく人には何かの役に立つと思います。

 おすすめ。


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2018年1月20日土曜日

無事にアメリカVISAを取得

 申請していたアメリカVISA (パスポートに貼付です)が郵送で手元にやってきました。一安心。

 これでいよいよ渡米の準備も大詰め。

Fig.1 無事に取得したビザ…。

 VISA を取得するのは結構面倒で手間がかかるという人がいます。代行業もありますが、なんてことはありませんでした。米国大使館のサイトから情報を入れて印刷し、面接に行くだけ。面接も英語不自由でもなんとかなります。

 だいたいの情報もインターネット上にありますので自分で調べられると思います。
 それでも不安な方には、以下の良い書籍があります。
 

 非常によくまとまっていてわかりやすい本です。
 
 代行業は便利と思われるかもしれませんが、ただでできることをやはり高いお金をかけるほどのことではないとも思えます。賢く申請できるとよいのかなぁと思います。
 私の場合はすんなりいってよかった。




2018年1月9日火曜日

アメリカ VISA 申請へアメリカ大使館へ

 アメリカ行きが決まり、VISAを申請する段階になりました。
 職場の南越谷から東京のアメリカ大使館へ。


Fig.1 大使館前のcafeで一息

 電車で来ました、アメリカ大使館。付近は警備も厳重で、写真撮影も禁止。
 アドヴァイスに従い荷物は空っぽにしてやってきました(セキュリティの関係上、荷物は預ける場所もなく、持っていかない方がよいのです)。

 時間を合わせて、セキュリティへ行き、通過。
 面談に呼ばれるまで静かに座って待ちます。待合室では安倍首相も出演しているアメリカ行きの紹介ビデオなどが流れています。

 面接に呼ばれますと、ガラス越しに領事とお話…英語が結構たいへん。
 ですが、優しくいろいろ聞かれ、あっさり終了。あとは郵送で VISA が来るのをまつだけです。

 注意点はセキュリティだけでした。

 職場にもどって後は待ちたいと思います。