2019年2月17日日曜日

反ワクチンの人たちのある思考の滑稽さ

 昨日から Instagram を攻略していますが、ワクチンについてのわかりやすい情報を流すだけで「製薬企業からお金をもらっている」だとか「工作員」などと言われます。
 もちろん、個人攻撃、人格攻撃も受け始めています。


Fig.1 名誉の晒上げ…デマ界隈で有名人に…。



 どうしてそうなるの…。愚かじゃのう…。

 そもそも製薬企業だけでなく公益を担う業種でも利潤追求団体はいくらでもありますよね…。食品もインフラもそうですし、車だってそうでしょう。

 薬やワクチンを好んで攻撃するのはパターン化していますが、邪推も甚だしく何とも言えない気持ちになります。資本・労働集約的で大きいと、敵や陰謀を感じるのでしょうか?

 製薬企業は広告も厳しく規制されており、商品の開発も販促も制限が厳しい領域です。それは国民の健康と福祉にダイレクトに関わるからですよね。
 もちろん、食品やインフラも一定の規制がありますね。車もそうです。

 しかし「それらを正しく知り、選択し、使いましょう」、というだけで、お金をもらってるだろ、と突然トンチンカンなことを言い出すのは何故でしょう…考えるとちょっと面白いですね。

 そう、そのぐらいしか反対する理由を思いつかなくなってるんです。

 下水道も談合あったりすることあるし使わない方がよいですよ。
 水道水も国策で陰謀の匂いがしますので水を使うのはやめましょう。
 車に至っては事故で沢山人が死に、環境もよごし、なんと広告企業だけでなくお金を受け取っている人は沢山いますから使ってはダメです!車を買うなんて勘弁してほしい。笑。

 当然、食品もダメです、服も。家に触れるのも危険です建築会社の陰謀です。
 すっぽんぽんで空中浮遊して断食するものだけが正しい生活なのです!!!笑。

 というように、製薬企業や一部の●●を拡大した主語を用いて、まるごと陰謀めいた対象のように言う人は、すでに認知がずれているんですね。
 もう、悪であると決めつけありき。

 基本的には相手にしてはいけませんし、封じ込めないとデマや偏見をひろめます。
 かつて自衛隊を人殺しなどといった人がいるように、これは偏見と差別です。

 真摯になされていることを、妄想で攻撃する態度はよろしくありませんよね…。

 やればやるほど滑稽なのですが、断末魔のごとく、反ワクチンの有名アカウントが私を攻撃して、馬鹿にしようとしているようです。フォロワーが多いようで大変ですね。
 嘘がばれたり、滑稽な自分がばれたらひとたまりもありませんものね。



 さて、インスタではワクチンを打つことに躊躇してしまった親としての経験をつづったエッセイである「子どもができて考えた、ワクチンと命のこと。」by Eula Biss を 紹介しました
 ▶ 著者のページ

 この本は 2015 年に ビル・ゲイツも読むべきお勧め本として紹介していますし、ザッカーバーグも「反ワクチン」と対峙するためにも読んでおこうと呼びかけています。

 早速、反ワクチンのアカウントに猛烈に噛みつかれています。そんな本価値がないとか、ビル・ゲイツも読んでいないとか…笑。本当に頭が悪いことを示しています。

 反ワクチン界隈のデマゴーガーは基本的に全く知性がありませんが、とにかくこういうデマゴーガー、無知拡散者を排除しないといけませんねぇ…。


 徹底してやっていきたいと思います。
 私のインスタのアカウントは ▶ ここ

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2019年2月16日土曜日

手を怪我した話

 先週実は大きな怪我をしました。

 先週土曜日の夜、氷の上ですってんころりん。後方に倒れました。
 リュックサックをしょっていたのでアブソーバーになりましたが、左手で受け身を取ったところ、左肘付近を強打したようで異様な痛み。

 おうちまで Uber で一度帰りましたが、その後どんどん痛みが強くなり、腫れてきて、手も動かなくなりました。

 受傷時刻21時。24時になって再び Uber を呼び、Subarban 病院の ER へ。痛みが強く、何もできません。呻きながらER。
 職員は優しく、多少待ちましたがスムーズに ERの中へ。


Fig.1 ベッドでうめく…


 ベッドに寝ころがされ、30分ほど。
 医師が若い秘書のようなひとを連れてきます。手を診察され、X線とるから、と。

 また30分ほど。
 ポータブルのX線で、2方向の左肘撮影。

 また1時間ほど。
 NP(ナースプラクティショナー)がやってきて、折れていないから、今日は帰れるよ。この薬飲んで、と イブプロフェンを出されました。が、これも、とだされたのがオキシコドン。オピオイド、いわゆる麻薬です。そして持って帰るようにいわれたのは バインコディン(Vincodin)、オピオイドとアセトアミノフェンの合剤。


Fig.2 オピオイド

 こうして、痛み止めをもらい、真夜中にまた Uber で帰宅。
 痛みは薬で抑えられぐっすり…。

 目が覚めたら日曜日の夜でした。
 約20時間寝ていたんですね。

 月曜日は負傷のためお休みとし、火曜日から出勤していましたが、今日はもう両手で字が打てるようになってきました。うー。
 まだ痛いですが。

 外国で負傷すると不安ですが、じつはここのER は2回目だったのでスムーズに。
 今度1回目の話も書きます。そっちはもっとスリリングで貴重な体験でした。

 怪我や病気には気を付けましょうね。

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2019年2月15日金曜日

Instagram に正しい医療情報を流す作戦

 Instagram に溢れる怪しい医療情報や医療デマ、ニセ医療とどう戦うかを考えていました。つらつらと投稿を眺め、自分で検索して気づいたこと。

 タグです。Instagram は写真を楽しむ SNS だと思っていましたが、どうも、タグ検索とコメントで様々なメッセージを効果的に伝え、検索できるようにしているんですね。

 そこで、医療を否定する人や、医療に疑問を持つ人、若い親御さんなどが検索しそうなワードを打ち込んでタグを見てみました。

 でるでる…こんなワードでみんな検索しているんだ…。もちろんタグだけでは怪しくないものも多いのです。投稿の内容との合わせ技ですが…。


Instagram に溢れる怪しい健康情報・医療情報に関連してしまっているタグを調べる


 #ワクチン#ワクチンの罠#ワクチンの危険性#ワクチン不要論#ワクチン講座#ワクチン副作用#ワクチン接種#ワクチンの副作用#ワクチン副反応#ワクチン講座受講証#ワクチンスケジュール#ワクチンの毒#ワクチンで自閉症#ワクチンの害#ワクチンの嘘#ワクチン慎重派#HPVV#HPV#子宮頸癌#子宮頸がん#HPVワクチン#hpvvaccine#hpvawareness#医療情報#救急#病院#病気 #治療#治療家#治療薬#治療院#治療食#癌治療#がん#癌#癌治療#アレルギー#アレルギー食#アレルギー対策#ステロイド#ステロイド副作用#脱ステ#脱ステロイド#ステロイドの副作用#脱ステ #ステロイド地獄#脱風呂#ステロイド副作用対策#ステロイド不使用#予防接種#予防接種副作用#予防接種してない#予防接種スケジュール#予防接種副反応#予防接種の副反応#予防接種したのに#自然派#自然派ママ#ナチュラル#オーガニック#医者選び#薬#副作用#副作用こわい#副作用怖い#副作用が心配#副作用がない#副作用に注意#副作用の恐怖#0歳児ママ#子育ての悩み#子育てって難しい#新米ママ#育児ノイローゼ#プレママ#メディカルアロマ#飲めるアロマ#バッチフラワー#レメディ#レスキューレメディ#デトックス#ホリスティック#ハーブ#クレイ#お手当て#k2シロップ#ホメオパシー#オーガニック#キャベツ湿布#プレママ#マタママ#好転反応#代替療法#ヤングリヴィング#イトオテルミー#新米ママ#自然派医師#ワクチン講座#ワクチン講座受講証明書#認め合える社会になって欲しい   #予防接種の意味 #からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て #認め合える社会になって
 …などなど

 いっぱい出てきます。怪しい投稿を見ていくとついているついているタグ


そこで考えた作戦は、タグジャック


 ツイッターやフェースブックなどと違い Instagram はコメントでの反論が困難で見えにくいのです。そこで、投稿に正しい情報を流すことでこれらを是正できないか、と考えていました。

 そこで思いついたのがタグジャック作戦!
 上記のような、デマに使われたり、迷えるみなさんが検索してしまいがちなタグをつけて、正しい情報を流しまくればいいのでは!!?
 と思いつきました。

 かつ、上記でなされた怪しい投稿のパロディや否定、をいれて混乱していただくことで疑問をもってもらったり、公的情報などの正しく安全な情報に誘導できるリンクなどもがんがんいれればいいのではないか…と。

 
Fig.1 早速作戦開始

 思いついたがやりどき!というわけで、早速数投稿してみました。
 ▶ 私のインスタはこちら タグは一投稿に30までしか付けられないので、同じ絵をたくさん投稿することになってしまいます。

 効果はどうだろうと思っていましたが、早速でてきました。
 タグで検索すると、新着と同時にかなり物によっては上位に出るように。
 
 そしてなにより、早速反ワクチンと思われる方からしつこくリプライをいただきました。確実にターゲットまでに声が届きます。

 もちろん、こういった啓発活動は、反●●に染まった人を改心させるのが目的ではありません。え?そうなんです。
 まだ染まっていない人や、軽くかかわっている人を救出することが一番、正しい情報でデマを覆い隠すことが大事、であり、拠点や信じ込んだ人を改心させるのはとても困難でペイしないんですね。

 というわけで、Instagramer デビューです。ちょこちょこ Instagram をやっていきたいと思います。楽しむというより、正しい情報の洪水をおこしたい。


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2019年2月14日木曜日

BioMedサーカス.com さんに紹介していただく

 今日は快晴で気持ちのよいベセスダです。

Fig.1 今朝の NIH

 本日は水曜日でセミナーデー。ちょっとお薬を飲んでいるので眠気との闘い。
 そして、実験を少し仕込む。おひるごはんはピザ。

 ブログをここのところたまに放置していますが、体調と少々やることが積もっているため…本当に諸所にご迷惑をおかけして申し訳ないです。


 さて、BioMedサーカス.coml さんという研究系の情報サイトにおいて、ブログをご紹介いただいたようで、流入がありました!ありがとうございます。
 実はちょっとした愛読者なのでうれしい。


 さて、久々に Instagram にも投稿してみました。

Fig.2 インスタに投稿したもの

 インスタに投稿したのは、インスタなどの SNS での情報収集は危険だよ!公的情報を使ってね!というものです(▶これ)。インスタに投稿する内容なのか…自己矛盾か?笑

 とにかく、怪しい情報の溢れている SNS で健康や医療情報を得るのは危ないことが多いよという啓発活動であります。

 Instagram は全然本格的にやっていませんが、500人ぐらいフォローいただいております。ありがたいことです。

 ツイッター、インスタグラムときたので、あとは フェースブックと YouTube を正しくわかりやすい情報をたくさん流す場にしていきたいなぁと思います。
 医療関係のデマ潰しには正しい情報が一番だと思いますので。

 
 さて、今日はちょっとこれからお出かけです。
 ちょっとお疲れ、でもお出かけ…行ってまいります。


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2019年2月13日水曜日

実験成功!

 昨年9月来滞っていた実験に明かりが見えました。


Fig.1 どんより雨のポトマック

 今日は雨のベセスダです。冷たい雨。暗い空。そしてまた書きますが、先週土曜日にちょっとした怪我をしまして、ERで一晩過ごした後の初勤務。
 大変な憂鬱な状態でスタートしましたが、チェックした細胞がすべて光っていた!

 光れば成功の実験なのですが、これがうまくいきました。
 半年間うんともすんとも言わなかったものがワークしたときの気持ちは何とも言えず、爽快です!これでようやく仕事が進みます!やったーまん。

 止まっていた仕事をすすめ、溜まっている仕事をやります…。
 いやー天気は悪いけどよい一日になりそうな気配です!

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2019年2月10日日曜日

ツイッターサポートチームに要望をしてみる


 ニセ科学・ニセ医学をはじめとする明らかなデマが SNS には溢れています。
 Facebook, Instagram, Twitter…そして実は YouTube などの動画サイトもまずいことになっています。

 デマも言論の自由により保護される部分があるのですが、しかし言論の自由はなんでもかんでも言ってしまって他の権利に勝る、そういうものではないですよね…。
 というわけで、今回、ツイッター社の公式サポートチームに要望をしてみました。

 以下に要望した文書を載せてみます。
 なんらかの反応あるかなー。

 順次、Instagram, Facebook, YouTube にも送っていこうと思います。


ツイッター公式サポートチームへの要望書


ツイッター運営公式(公式サポートチーム @TwitterSupport ) 御中

 #要望書 @TwitterSupport

「悪質なデマ」を報告する機能および対処のルール制定を要望いたします

 本件は、ツイッター公式の要望フォーム・サポートチームへの DM から、また状況により正式な書類や署名運動等とあわせご連絡差し上げるものです。

お世話になります。とても素晴らしいプラットフォームであるツイッターの運営いつもありがとうございます。この度要望いたしたき儀これあり、連絡を差し上げるものです。

ツイッターをはじめ SNS 上での発言は自由であることが保護されるものであり、これは表現の自由を体現するものであることは論を待ちません。誰もが自由に発言でき、言論空間として、また交流の場としての半ば以上に公共の場であることは論を待たないと存じます。

私企業であり利益追求団体でもあるツイッター社が、公共の場を運営されていることには大変に感謝申し上げるとともに、その労についてもお察し申し上げるところであります。

さて、そのような空間を提供してくださっていることに感謝申し上げるところですが、表題の件であります、【「悪質なデマ」を報告する機能および対処のルール制定】につきましてご要望申し上げたく存じます。

言論の自由は保障されることは当然ですが、しかし他者の権利や公益に対してコンフリクトする場合には、ある程度の制限が課されることは当然であると思われます。

そのような趣旨から、ツイッターにも報告機能が付けられており、対処をいただいているものと推察申し上げております。

確かに、言論空間においては呟き・画像を含む言論内容に対する反駁につきましては、言論内での議論により解消されるべきであるというのは司法等における一般的な考え方であることは存じ上げております。また、言論空間プラットフォームとして情報の真偽のみで対処することは明確な判断基準の設定が困難である他、対応困難な場合も多いことも考えられます。
しかし、現在、ツイッター上には多数の「全く根拠がなく」「他者の権利または公共」に対してコンフリクトを起こしているデマが見受けられます。 
その多くは反駁を含む議論を構成することになりますが、明らかなデマも含まれており、言論のみでは対処が困難な事例も見受けられるところです。

最近では、震災後に動物園から猛獣が逃げ出した、とのデマにより偽計業務妨害罪での捜査が行われたことは記憶に新しいところですが、このような根拠のないデマについてはある程度、健常な言論空間の維持のために対処が求められているものと考えられます。
この件につきましては司法警察による対処がなされたものでありますが、しかし、現実には対処なされない事例が多数あることも事実です。

特に、暴言や脅迫・差別的言動等の攻撃的な行為、児童の性的搾取、商標・著作権の侵害、侮辱や名誉棄損またはスパム等だけではなく、健康にかかわる情報・生命にかかわる情報等についても重大な事項であると考えるところですが、それにもかかわらずデマが放置されている例が散見されるのです。

ツイッター社に対応を求めたいところですが、毎回、その他の要望としての報告をすること、悪質度が高い場合には内容証明郵便の送付、裁判所令状をもとに要請する等の手続を実施することは、通報側としては大変に手間がかかるものであり、また、ツイッター社としても健全なプラットフォーム運営のために、デマ対処をすることにはメリットがあると考えるところです。そもそも、言論空間での事項を毎回、司法へ告訴・告発等を行うことも決して好ましい状況ではないと考えます。

そこで、現在の報告フォームに加え、「悪質なデマ」をその根拠とともに報告するフォームの設置と、デマであると認定をした場合には当該ツイートの削除やアカウントの制限等を実施できる旨のルールの制定を求めたいと存じます。

言論は自由であるべきで、また健全な言論プラットフォームには萎縮を惹起するルールが過剰に設置されないことも要請されるところであるとは存じます。しかしながら、現状大変に多くのデマが見受けられ、言論空間のみならずその外の実際の社会一般にも影響を与えていると思われる事例もあることから、ぜひご、【「悪質なデマ」を報告する機能および対処のルール制定】につきましてご検討いただきたく存じます
 何卒よろしくお願い申し上げます。

201929日 峰 宗太郎 

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2019年2月9日土曜日

のんびりすごす

 ここ数日のんびりしています。
 仕事はあまり進展なく、不調のままですがなんとか…。
 夜はちょっと立て続けにお食事に行ってきました。

Fig.1 白ピザ食べたり

 今週は温かく春のような気候です。
 今週火曜日からは英会話のレッスンクラスに言っています。
 以前に紹介した FAES でやっている中級者むけの会話コース。
  ▶ 【NIH紹介】NIHキャンパスにあるFAESについて

 中国、メキシコ、他ヨーロッパからきた同世代の会話仲間ができてうれしい。

 健康状態はすぐれませんが、淡々とやっています。
 書かねばならない書類がちょっと溜まっていてよろしくないけれども…。

 最近、SNS を通じてのやり取りなどが増えてちょっと新鮮です。
 いろいろなプロフェッショナルと話すのは楽しいですね。

 明日は久々に週末出勤の予定です。しかし寒くなるそうな…いやだなぁ。

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2019年2月6日水曜日

朝日新聞配信の子宮頸癌の記事、Yahoo!ニュース配信では一部を削除

 朝日新聞デジタル配信で Yahoo! ニュースにこのようなニュースがでました。


子宮頸癌は増えている…





 ▶ 子宮頸がんの患者増加 治りにくいタイプ、若者に広がる

 記事は、大阪大学の産婦人科学講師、上田豊先生達のグループが大阪府がん登録データを使い手分析したものを紹介し、コメントを得ている。

 この Yahoo! ニュースの記事の中では、子宮頸癌の増加がみられ、理由ははっきりとしないということと、

子宮頸がんはヒトパピローマウイルス(HPV)が原因となることが多く、性交渉によって感染する。なかでも「18型」というタイプのウイルスが主な原因となる「腺がん」は見つかりにくく、治りにくいとされるが、30代以下の若年層で増えていた。

と、子宮頸癌において最もリスクの高いハイリスクタイプ(特に 16型と18型)のうちの18型が引き起こす腺癌についても触れている。
 ここまで書いているのに、予防法であるワクチンについてはなぜか触れられず、最後は治療に関する短い一文でしめている。

 ところが、この元になった記事を朝日新聞のサイトで検索すると、

後藤一也記者の署名記事となっており、以下の文が最後にある。

 上田さんは「全国的にも同じ傾向だと考えている。検診のほか、ワクチンを打てる環境になったら接種するなどして、早期に発見、予防することが重要」と話す。ワクチンは接種後の健康被害の訴えが相次ぎ、厚生労働省は13年から積極的な接種の勧奨を中止している。
 国立がん研究センターの統計によると、子宮頸がんは毎年約1万人が新たに診断され、2500人以上が亡くなっている。論文は(http://cancerres.aacrjournals.org/content/early/2019/01/11/0008-5472.CAN-18-3109別ウインドウで開きます)で読める。

 ここでは、「ワクチン」をうてば「予防」できることが書かれており、「早期に発見」しかできない検診だけではなく総合的な推奨が述べられている。
 また、ワクチンの接種後の経緯も簡単に書いてある。

 さらに、がんセンター統計からの死者数もあり、原典へのリンクも示されている。

 これはどうしたことなのか。
 Yahoo! に配信して多数の目に見える場合になにか都合がわるいと考えたのか。自分のサイトにももちろん訪問者はいるだろうし…。

 同時に有料記事も配信されている。
 
 こちらはどうなっているのだろうか…。


最近のワクチンの報道は


 朝日新聞は昨年(2018年)8月に、次のような記事も配信している。

 この中で、北里生命科学研究所特任教授 中山哲夫先生の発言として、

子宮頸(けい)がん予防の効果と副反応をめぐり論争になったHPVワクチンは、今となってみると導入を急ぎすぎたと思います。最初に「強い痛みが出ることがある」といった事前説明が不十分なまま効果を強調しすぎました

 を紹介している。しかし、地の文に解説はない。

 そもそもメディアとして報じた副反応は「強い痛みが出ることがある」であったか
 違うでしょう、麻痺、寝たきり、不随、そういったことを散々センセーショナルに取り上げ、その後、さまざまな検討、名古屋スタディなどで、これらの因果関係は明確ではないとされた、そういう「症状」やその後の経過のことに触れていませんね。

 こういうものは、過去に報道したものをどう解説するのかも重要でしょう。
 言い換えて逃げていると言われても仕方がない扱いです。

 その後、この記事では国際医療福祉大学教授 矢野晴美先生の言葉として、

HPVワクチンは世界保健機関(WHO)からも勧告されていますし、早く勧奨を再開すべきです。ただ、子宮頸がん検診の重要性や性感染症の予防法も同時に教える必要があるでしょう。

 を取り上げている。これ自体はとても普通のことですね。
 ぜひ、報道検証という形で、今までに報じた HPVV の副反応、そしてそれらが後にどう検証され、今はどういう扱いになっているのか、社会の木鐸・公器として検証してみられることをお勧めしたいと考えますが、いかがでしょうかね。

 ちょっと不思議な削られたニュースを発見しました。

 報道しない自由も、編集権も大いに行使されればいいと思いますが、読む側にも検証する自由があり、メディアが政権を監視するがごとく、国民はメディアを監視しますよ

 とにかく、公平公正に近づけるよう、客観的報道ができるよう、人々の幸せに資する報道ができるよう、変わっていかれることを期待しています。


関連する記事を書いています
 ▶ ごく簡単な「ヒトパピローマウイルスワクチン」(HPVV) の話 その1
 ▶ HPVV についての WHO 研究所の声明


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2019年2月5日火曜日

本日は晴天なり

 お天気良好です。本日は温かいベセスダ。一気に10℃前後まで上がりました。
 今週はずっと暖かい予報。20℃超えるかもとのこと。
 しかし来週からはまた零下です。

 
Fig.1 本日の NIH 晴天

 気分は少し良いですが、実験がうまく立ち上がりません。
 いやー精神的にキツイ。正確には立ち上げるというより再建なのですが…。

 疲れがなかなか抜けないのは明らかに仕事が進まないからですね…。
 サポートがないのは結構厳しい。きつーい。

 仕事以外はとくになにもなし。
 ちょっと帰国しようかな…気分転換も必要かな。

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2019年2月4日月曜日

HPVV についての WHO 研究所の声明

 HPVV について世界がんデーに際し、国際がん研究機関(International Agency for Research on Cancer、IARC)が声明を出しており、AFP が報道しました。


Fig.1 AFP のページ

 ▶ 子宮頸がんワクチン、「根拠のないうわさ」が接種妨げ WHO研究所

引用いたしますと、

IARCは声明で、「HPVワクチンに関する根拠のないうわさが子宮頸がんの予防に急務とされているワクチン接種の拡大を不必要に遅らせ、妨げている」と指摘

としています。元のIARCの声明はここです。
 ▶ IARC: “HPV vaccination is safe, effective, and critical for eliminating cervical cancer”
 ▶ Press リリース はこちら

この中で、

“Unfounded rumours about HPV vaccines continue to unnecessarily delay or impede the scaling up of vaccination, which is so urgently needed to prevent cervical cancer,” 

と言及されているのですね。
 根拠のない噂がワクチンの普及を妨げていると認識されています。

 さて先週には、HPVによる皮膚癌についても IARCが NEWS を出していますね。
 ▶ HPV and cutaneous squamous cell carcinoma – an emerging issue

 ウイルス発がんは、発がん因子が明瞭であり、その感染症を防ぎコントロールできれば理論的には発がんを抑えられます。
 その一歩目の手段として人類は HPVV を手にしました。
 根拠のない噂で止まるのはなんとも悲しいことです。

 正しい情報を提供していきたいと思いますし、日本のメディアはなぜこういうことを報道できないのか情けなく思います。


関連記事
 ▶ ごく簡単な「ヒトパピローマウイルスワクチン」(HPVV) の話 その1


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