NIHキャンパスにあるFAESについて
米国国立衛生研究所(National Institutes of Health; NIH) に関連する情報の紹介です。
NIH に関連する組織として、the Foundation for Advanced
Education in the Sciences (FAES) があります。今回はこの
FAES の紹介です。
▶ FAESの公式ホームページ (https://faes.org/)
▶ FAESの公式ホームページ (https://faes.org/)
Fig.1 FAES の ホームページの表紙 (リンクにしています) |
NIH は米国の政府機関ですが、FAES は実は政府とは関係のないNIH 職員を中心とした関係者の教育や保険、福祉などをサポートする独立した組織です。
1959年に、11人のNIH の科学者が設立し、1984年からは講義や実地トレーニングのワークショップなどを実施しています。現在では、NIH
のトレイニー (フェローなど) の保険を取り扱ったり、様ざまな交流・研修イベントを実施しています。
FAES はNIH のベセスダキャンパス、ビルディング10 (通称ビルテン)
に入っており、事務所とクラスルームを有しています。クラスルームでは、150のクレジット付きの graduate school コースがあり、年間60以上のバイオテクノロジー関連のワークショップも開催しています。
またその他に、NIH 内にブックショップ (書籍とNIHグッズのお土産などを売っている)を持っています。
NIH に来て働くことになるフェロー (Postdoctoral、visiting)
は、FAES が提供する健康保険に入ることができます。FAESが2018年に取り扱っている健康保険は
CoreSource 社が仲介する aetna 社の signature administrator という商品。非常に手厚い健康保険です。
▶ FAESの健康保険サービスについてのページ: https://faes.org/content/health-insurance-services
▶ FAESの健康保険サービスについてのページ: https://faes.org/content/health-insurance-services
FAES の開催する講義コースなどについて、フェローが受講したい場合には、許容されているコースであれば1セメスター(半年)に1コマ、institute
がその受講費用を出すことができるようになっています。研究に関連するテクノロジーなどのコースが受講できます。
条件はほかに一つ、単位を落とさないこと。政府のお金なので正当性が必要です。
条件はほかに一つ、単位を落とさないこと。政府のお金なので正当性が必要です。
残念ながら、visiting fellow は 英語のコースは自費でないと取れません。
さて、個人的なことですが、2018年9月より、私、このFAES
の大学院コースで基礎組織学のクラスを持っています。学生さんに教えるのはなかなか楽しいです。学生さんは主に、Postbac
と
Postdoc なのですが、みなさん熱心で向学心に溢れています。
今回はFAES の紹介でした。
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