アメリカの交通ルールは州ごとに定めらていますので、注意は必要ですが、共通で注意すべきことをまとめていきます。
スクールゾーンとスクールバスについて
アメリカは弱者にやさしい社会ということになっています。実際、子どもを優先しますので、子どもを粗雑に扱うことは許されませんし、子どもの安全は常に優先されます。
アメリカの交通ルールも子ども関係では厳しいのでとくに注意が必要です。
スクールゾーンでは制限速度を守ること
学校の近くはスクールゾーンがあります。
MPH制限が書かれている場所と、「When Children Appear」などの条件が書かれている場所とがあります。速度制限を守る必要がありますので、絶対に守ること。
Fig.1 スクールバス |
スクールバス・イエロー
アメリカのスクールバスは黄色くて目立ちます。これは、1939年にコロンビア大学大学院教育学院教授のフランク・W・シールが開いたスクールバスの全米標準策定に向けた会議で、「夕暮れや早朝でも最も見やすく車体のレタリングとの対比も容易な色」として、北米スクールバスの標準色に選定されたというため。
法律では、車体の上部には赤と黄色の点滅灯が、車体左側(右ハンドル車は右)には「STOP」(一時停止標識)が設置されている。いずれも運転手が操作する。
スクールバスが停車する前には後方の車両に注意を促すために黄色いランプが点滅し、完全に停車してドアが開く (乗降状態となる) と赤いランプが点滅するとともに「STOP」標識板が道路側に開くことになる。
Fig.2 スクールバスも結構速度だします |
Fig.3 STOP表示板。これが展開します。 |
スクールバス周辺では要注意
スクールバスが赤いライトを点滅させたり、側面にある「STOP」の板が出るようなサインを出して停止していた場合には、要注意です。
その状態では 最低 25 フィート(ft, 約7m) 以上離れて、停車して、待つ必要があります。さらに、後続車だけでなく、中央分離帯がない場合には、対向車も停車する必要があることに要注意。
スクールバス乗降中の子どもの安全を確保するためであり、守らないと通報される可能性もありますし、ポリスに見つかるとしょっ引かれかねません。
スクールバスの赤いライトが点滅がなく、「STOP」サインも出ていない場合には、10 MPH (約16km/h) 以下で追い越すことができます (ただし、見落とす場合があるので追い抜かない方がよいとも言えます)。
州ごとに細かいルールは違います。State Laws: Stopping for School Buses に各州のスクールバスに関する法律がまとめられていますのでご参考に!
かつての師匠の失態話
私の日本での病理医の師匠がかつてアメリカに留学されていた際の話…。
交差点付近で一時停止中のスクールバスを気づかずに、さっと追い越してしまったそうです。
すると、どこからともなく現れたポリスに捕まり留置場に!
判事の前に引きずり出され…一大事!何度もうかがった話です。とにかくスクールバスに関してはしっかりルールを守ること。
というわけで参考書:
旅行だけでなく留学・駐在などで、アメリカでのドライブをするのであれば重要な情報のつまったこの一冊を!
● 地球の歩き方 アメリカ・ドライブ
参考文献:
・地球の歩き方 アメリカ・ドライブ 2017~18 ダイヤモンド社 p201.
・ジョージア日本人商工会 ホームページ
https://www.jccg.org/nowhow/27-traffic_automotive/91-2012-09-06-12-50-50
(2018年9月16日閲覧)
アメリカ生活ースクールバスは追い越してOK?気をつけたい交通ルール
https://www.jccg.org/nowhow/27-traffic_automotive/91-2012-09-06-12-50-50
(2018年9月16日閲覧)
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