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2019年12月23日月曜日

血液病理関係の講演会・学会・研究会の情報 2019年12月

 血液病理関係の講演会・研究会の情報がいくつかありますので紹介しておきます。詳細については雑誌「病理と臨床」の後ろにあるイベント情報などをご覧ください。


● 北陸 lymphoma conference 2020


 2020年1月11日(土) 金沢市 プログラム
  症例検討
  特別講演
   「悪性リンパ腫の治療戦略」 九州大学血液内科 加藤光次先生
   「医学部からのモノ作り・コト作り」 
     自治医科大学分子病態 西村智先生
   「B細胞リンパ腫におけるPD-L1発現の意義」 
     名古屋大学病理 中村栄男先生



● アドセトリス全国Web講演会



 2020年1月15日(水)
 「T細胞リンパ腫の病理」 中村直哉



● リンパ腫炉端会議2020


 2020年2月8日(土) 新潟市
 プログラム
  症例検討
  講演 「低悪性度B細胞リンパ腫の病理
      -FISHと遺伝子検索は有用か-」中村直哉先生



● 神奈川リンパ腫病理研究会


 2020年3月14日(土) 横浜市
 プログラム 
  特別講演 「皮膚リンパ腫の病理」埼玉医大病理 新井栄一先生



● 東京骨髄病理研究会



 2020年3月20日(金・祝日) 東京駅八重洲口 TKPカンファランスセンター
 プログラム
 
 講演「リンパ腫の骨髄浸潤の病理学的評価について」 
   昭和大学病理 塩沢英輔先生
 症例検討
 特別講演「多発性骨髄腫」 金沢大学血液・呼吸器内科 高松博幸先生



● 東京骨髄病理研究会(特別篇)
 「血液病理100例を見る会」(第3回)


 2020年3月21(土)・22(日) 神奈川県 東海大学伊勢原校舎
 プログラム
  特集: 骨髄増殖性腫瘍(MPN)と骨髄異形成症候群(MDS)、
     骨髄と脾のリンパ腫および関連疾患
  症例解説:伊藤雅文先生、佐藤孝先生、中村直哉先生


● リンフォマニアを目指すリンパ腫病理診断コース 
 第10回記念大会リンフォマニア2020


 2020年3月28日(土) 東京 TKP東京駅日本橋カンファレンスセンター
 プログラム

  (1) 14:00~14:40 PTCLとは 田丸淳一先生
  (2) 14:40~15:20 ALCLの病理診断 竹内賢吾先生
  (3) 15:30~16:00 小児T細胞リンパ腫 中澤温子先生
  (4) 16:00~16:30 節外性T細胞リンパ腫 中村直哉先生
  (5) 16:30~16:50 CD30の免疫組織化学 長谷川剛先生
  第10回記念特別講演
  (6)   17:00~18:00 T細胞リンパ腫の治療戦略 伊豆津宏二先生



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2018年11月28日水曜日

【情報】病理学会主導の胃生検病理診断AIの実証実験が開始されるとのこと

 病理診断とAI の話題です。


Fig.1 JP-AID のページより


 日経メディカル(2018/11/26) に「胃生検病理診断用のAI、診療現場での検証を開始」という記事が出ていました(会員でないと読めないかもしれません)。

 日本病理学会秋季大会が行われていましたが、その中で2018年11月22日に記者会見が行われました。
 病理学会がAMED事業として開発を行っていた、病理診断用のAI技術が実用化レベルに達し、福島・徳島県の診療現場で評価実験が始まるとのことです。

 この事業は、AMEDに採択された「AI等の利活用を見据えた病理組織デジタル画像(P-WSI)の収集基盤整備と病理支援システム開発」という課題であり、事業名は「Japan Pathology Artificial Intelligence Diagnostics Project(JP-AID)」と言います。


 今回、学会前にプレスリリースで予告がされていました。
  ▶ JP-AIDのページ プレスリリース(平成30年11月9日)

実用化レベルに達した胃生検病理診断AIシステムが完成いたしましたので,ご報告の機会を設けました.広域ICT基板を用いた福島・徳島の地域病理診断ネットワークで,このAIエンジンを実装させる準備も重ねて進めています.

 上記日経の記事によりますと、この課題で開発した胃癌診断用のAIは、996例の診断結果付き胃生検データをもとにディープラーニングをしたようです。
 検証で、感度 93.3%、特異度 73.5%であり、病理医の診断とAIの判定の不一致率は16.2%であったとのこと。

 このシステムを用いて、12月中に福島県では実験を開始し、今年度中に徳島県でも開始される予定とのこと。

 プロジェクトの目標として現在、病理医とAIとの判定不一致率1割以下を目指しているそうです。

 どんどん技術が進んでいくといいですね。楽しみです。


● 追加情報

 読売新聞にも記事がでていました。
 胃がん診断、AIが手助け…病理医の負担減

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