2020年1月23日木曜日

日本産科婦人科学会より新たな「HPVワクチンに関する要望書」が厚労省に提出されました

 HPV感染を防ぎ、子宮頸癌の他HPV関連癌を防ぐことのできるHPVワクチン(HPVV)ですが、現状、日本では積極的な勧奨が控えられたままとなっており、接種率は1%未満という状況が続いています。
 HPVV については今までも何回も触れてきました。

 ▶ ごく簡単な「ヒトパピローマウイルスワクチン」(HPVV) の話 その1
 ▶ HPVV についての WHO 研究所の声明
 ▶ HPVV で子宮頸癌を撲滅状態にできるという予測の論文が出ました。
 ▶ BuzzFeed に HPVワクチンについて、
   元担当官へのインタビュー記事が出ています
 ▶ 朝日新聞に HPVV に関する偏った一連の記事が掲載される
 ▶ 日経メディカル誌にとんでもない記事が掲載
 ▶ 名古屋スタディ関連の八重論文に対する名市大
   鈴木教授のレター第二弾の和訳
 ▶ 薬害オンブズパースン会議のブログで
   とんでもない主張がされています
 ▶ HPVV についての非常にわかりやすく丁寧な Online セミナー動画
 ▶ 【情報】ワクチンの情報のあるサイトまとめ

 など

 さて6年半も「一時的に」積極的勧奨が中止されているわけですが、国内的にも世界的にもこのワクチンの安全性と有効性は確認されているわけで、早急な再開が必要とされます。今回の産科婦人科学会の要望書は非常に真っ当なものです。


 この要望書はシンプルに必要なことを要望しています。簡単にまとめると、

 1. 積極的勧奨の再開
 2. 再普及、促進
 3. キャッチアップ
 4. 9価ワクチンの早期承認と定期接種化
 5. 男子への定期接種化
 6. ワクチン未接種となった方への検診強化
 7. メディアや国民に対する適切な情報提供

 真っ当です。

 非常に真っ当であり、かつ、シンプルに正しい内容です。

 以前から何度か触れている「薬害オンブズパースン会議」という反HPVV団体たちが、厚労省部会に、積極的な勧奨を再開しないようにという強引かつ誤った申し入れをしたばかりですが、こういった間違った言い分ではなく、多くの人がしっかり検討した正しい事実に基づいての、しっかりした要望は大事ですね。

 ぜひこの産科婦人科学会の要望書を一瞥いただきたく存じます。
 日本でもHPVVを再普及させ、しっかりと健康と生命を守れるようにしないといけないですね。 

 私もHPVVの2価を3回接種済みで、この度アメリカで9価も打ちました。
 ▶ HPVV、9価のガーダシル9を打ってきました
 男性も意識高く、是非接種を検討してほしいものです。


 さて、これに関連して BuzzFeed Japan Medical に連載を公開していただきました。こちらもぜひご覧いただきたく存じます。

 ▶ BuzzFeed Japan Medical に4回連載します
 ▶ BuzzFeed Japan Medical への連載2回目
 ▶ BuzzFeed Japan Medical への連載3回目





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2020年1月22日水曜日

とても寒い日

 本日はとても寒いベセスダです。-7℃ぐらい。寒い…。
やることがたくさんありますが、寒くてぶるぶる…。空気も異様に乾燥していて、冬本番という感じですね。

 アメリカではロングウィークエンド明けなので、今日から週のスタート。
 淡々と参ります。




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2020年1月21日火曜日

ばたばた三連休

 三連休でした。いろいろとバタバタしたまま終了…。
 実験予定は延期、やるべき事務作業も滞ったままですが…今週挽回します。

 最近は朝寒く空気が澄んでいて、飛行機雲がよく見えます。


Fig.1 朝の空

 空をぼーっと見上げる余裕が最近はないのですが、ちょっと息抜き(しすぎではあるのですが、しかし意識的に)もしつつ、集中してすべきことをしていきたいと思います。





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2020年1月20日月曜日

【書籍紹介】バイオ実験超基本Q&A

 バイオ系の研究室で実験を始めたばかりの人に役に立つ本をバイオ実験超基本Q&A改訂版を紹介いたします。




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2020年1月19日日曜日

HPVV、9価のガーダシル9を打ってきました

 朝は雪、先ほどから霙となったベセスダです。
 結構寒いです。

 本日は、朝から近くのドラッグストア CVS へいき、HPVV(ヒトパピローマウイルスワクチン、いわゆる子宮頸がんワクチン)の ガーダシル9 を打ってもらいました!


Fig.1 ガーダシル9を接種

 以前にサーバリックスという2価のワクチンは接種済みだったのですが、金銭的事情でいままで打てていませんでした。しかしちょっと確認したところ、今入っているアメリカの健康保険がカバーしてくれることが判明!
 ささっと打てる場所を探した結果、ドラッグストア CVS 内に入っている MinteClinic というところで打てることがわかったので行ってきた次第。

 事情を説明すると、写真撮影を許可してくれ、問診と接種、併せて5分以内でさくっとおわりました!

 痛みはまぁ、インフルエンザワクチンと同程度かちょっと痛いぐらい。現在、接種後2時間特に腫れていませんが、これからちょっと腫れるかもしれませんね。

 全3回の接種なので、あと二回、まずは2月、次が7月に行ってきたいと思います。
 しっかり打って守るのがいいですね。


 
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2020年1月18日土曜日

久々の日記

 ここのところは書籍の紹介などを中心に更新していました。
 今日は久々に日記的に。

Fig.1 最近は快晴も多い

 ここのところ比較的あたたかいベセスダです。今週末は雪になりそうですが…。

 本業の実験は淡々と進めつつ、今週は一週間腰痛とたたかっていました。どうも神経痛も混じっているような感じで腰からお尻にかけて痛みが結構あってつらい…。

 
 今日は倫理講習会を受けに行きます。
 研究倫理はとても大事です。しっかり受けてきたいと思います。

 とにかく腰痛を直して仕事をすすめないと…。


 

 
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2020年1月17日金曜日

【書籍紹介】デヴィータがんの分子生物学 第2版

 非常によいがんの遺伝学についての教科書、デヴィータがんの分子生物学第2版を紹介します。生命科学系の学部生、医学部生に特におすすめしたいと思います。



 
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2020年1月16日木曜日

【書籍紹介】バイオ実験法&必須データポケットマニュアル

 バイオ系の実験室でつかうプロトコールやデータがコンパクトにまとまっている一冊、バイオ実験法&必須データポケットマニュアルを紹介いたします。日本で研究室にいたときから愛用ですが、今でも使っています。




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2020年1月15日水曜日

【実験】NFκB p65 の核内移動(translocation)を IFA で評価するプロトコール

 実験プロトコールを作るのが好きです。
 今回は最近よくやっていた実験のプロトコールを紹介します。


Fibroblast において NFκB p65 の核内移動(translocation)を Immunofluorescence Assay (IFA)で評価するプロトコール (protocol)



プロトコールの実際


 1. Seed cells on glass cover slip (1×10^4 ~ 1×10^5) and incubate O/N.
   (Electron Microscopy Sciences Cat: #72196-12) in 24-well plate.
 2. Starve cells with FBS-free media, 1hr.
 3. Stimulation cells with 50 ng/ml of TNFa for 30-40 min.
   (diluted in 200µl of FBS-free media).
 4. Wash twice with ice-cold PBS.
 5. Fix with Cytofix/CytopermTM (BD Cat:51-2090KZ), 20min., RT.
 6. 1st Ab in Perm/washTM buffer (BD Cat:51-2091KZ), 1hr, RT, shaking.
   anti-p65 antibody (CST NF-κB p65 (D14E12) XP® Rabbit mAb #8242), 1/500.
 7. Wash with Perm/wash buffer
 8. 2nd Ab in Perm/wash buffer, 30min., RT, shaking in dark.
   anti-Rabbit goat antibody-Alexa fluor488 (invitrogen), 1/500.
 9. Wash with Perm/wash buffer, twice
 10. DAPI staining in PBS, 1min, RT.
 11. Wash twice with PBS.
 12. Enclose on Fisherbrand Superfrost (Cat 12-550-15)
   with Fluoromount-G (SouthernBiotech Cat: 0100-01)



観察と評価



 観察は蛍光顕微鏡で行う。評価については、Alexa488 で染まった p65 が核内(DAPIとマージ可能な領域)に移っている細胞数を計測する。


注意点



 
 難しい実験ではありませんが、細胞腫によってはガラスから剥がれることがあります。また、染色と洗浄はしっかりと行わないと染めむらが生じることがあります。



関連する文献など




原理など
・発展版としてイメージングサイトメーターを使った評価などもあります。
 







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2020年1月14日火曜日

【書籍紹介】名画と読むイエス・キリストの物語

 すばらしい書き手である中野京子さんの一冊、名画と読むイエス・キリストの物語を紹介したいと思います。




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