2018年4月8日日曜日

【書籍紹介】研究留学のすゝめ!

 海外研究留学に関するおすすめの一冊を紹介します。



 【書名】研究留学のすゝめ! 〜渡航前の準備から留学後のキャリアまで
 【編集】UJA(海外日本人研究者ネットワーク)
 【出版社】羊土社
 【リンク】Amazon 楽天ブックス 7net honto
      e-hon 紀伊國屋書店 図書館


内容紹介より引用



留学にはギモンがいっぱい! 留学先選び,グラント獲得,留学後の進路…これらを乗り越えた経験者がノウハウを伝授し,ベストな留学へと導きます.本書を持って世界に飛び立ち,研究者として大きく羽ばたこう! 


留学先にももってきましたよ!


羊土社から2016年末に出版された留学指南本


 海外での研究留学を考える理系研究者におすすめできる一冊。
 最近出版されたバイオ・医学留学関係の本はすくなく、おすすめのものは数冊程度ですが、本書は研究留学に関して出た本では新しいものです。

 特にアメリカでのバイオ・医学関係の留学について詳しく書かれている一冊ですが、他の国に行きたい方、行く方にも役に立つと思われます。

 編者は海外日本人研究者ネットワーク(UJA)であり、会長である佐々木敦朗さんによる章も多くあります。佐々木さんはアメリカで独立した研究者です。
 この本は、そもそも羊土社の実験医学での連載「留学のすゝめ」をもとにしています。

内容は


 内容については、留学準備編、留学開始~留学中編、留学後期~終了編、外伝、付録にわかれています。

 イントロダクションで佐々木さんの実体験をもとに、留学とはなにか、そしてこの本で何を伝えたいかが書かれており、導入から引き込まれます。
 つづいて、留学先選び、助成金、CV(履歴書)や推薦書の書き方などまで章立てされて書かれていて、とても有用です。海外での生活のセットアップ、留学後の職探しまで言及されています。

 体験記が多く書かれていますが、執筆者は多岐にわたり、さまざまな工夫、成功談・失敗談がありとても参考になります。
 助成金などの情報も具体的でよく、付録の、日本人研究者コミュニティ情報も役に立つでしょう。
 
 外伝は大学院留学の話であり、学部生の人は読んでみると将来の参考になるように思います。

将来の留学を考えている方も、考えていなくても将来研究者としてやっていく人には何かの役に立つと思います。

 おすすめ。


レビュー関係の記事は別ブログにまとめています

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