昔所属していた研究室に張ってあった標語を、ふとアルバムから発見。
人を育てよ
Fig.1 研究室に張ってあった |
「今日を楽しむものは花を活けよ
一年先を楽しむものは花を植えよ
三十年先を楽しむものは木を植えよ
百年をおもんぱかるものは人を育てよ」
いいですね。人を育てること、それこそが未来を作る。
当時、出典はなんなのかな、とおもってしらべたのですが、どうも原型は中国の古典である「管子」にあるようで、「三計」として知られている言葉からのようです。
管子権修第三
「一年之計。莫如樹穀。十年之計。莫如樹木。終身之計。
莫如樹人。一樹一穫者穀也。一樹十穫者木也。一樹百穫者人也。
我苟種之。如神用之。舉事如神。唯王之門。」管子権修第三
書き下すと、
「一年の計は穀を樹うるに如く莫く、
十年の計は木を樹うるに如く莫く、
終身の計は人を樹うるに如く莫し。
一樹一穫なる者は穀なり、
一樹十穫なる者は木なり、
一樹百穫なる者は人なり」
後半は、一を植えて一を得るのが穀物、一を植えて十を得るのが木、一を植えて百を得るのが人である、ということですね。
誤解されいている国家百年の計
国家百年の計というのはここから来ているんですね。つまり、人を育てることが国の百年をおもんぱかる、つまり人を育てること、これが大事という思想。
ただ国家百年先まで設計する、ということではないです。人を育てる、ということ。
ただ国家百年先まで設計する、ということではないです。人を育てる、ということ。
人を育てることを大切にしたいです。
人への投資が最もリターンが大きいと言えるかもしれません。人を大切にすること、これがすべてを大切にすることにつながるように思います。
日本はシュリンクしていっていますが、今こそ、人を育てることにリソースをもっと割り振るべきではないのかな、そんな風に思ったりもします。
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