2017年4月1日土曜日

病理医がつかっている物たち

 さて、以前、病理医には3つのお友達がいるなんて記事 (▶ 病理医の3つのお友達)も書きましたが、普段診断をしている病理医はどんなものを、どんな器具を、どんな道具を、使って仕事をしているのでしょう。ちょっとまとめています。

 患者に直接会うことはほぼなく、日々病理室にこもり、黙々と顕微鏡を使って診断する病理医…。

 白衣をきて、聴診器をもって、笑顔で患者に接し、診察し、お話し、手術し…といった臨床医とは違った感じですから、物も違うものを使っていますよ!


まずはともあれ…顕微鏡!


顕微鏡 (© 2016 DBCLS TogoTV) 


 顕微鏡は重要です。なにしろ標本を顕微鏡でみる、というのが病理医の基本的な仕事なのですから。もちろん、実は顕微鏡で見るだけが診断ではなくて、肉眼診断といって、実際の臓器を目で見て診断するパートも重要です。しかし、最終診断にはやはり顕微鏡が絶対に必要。

 顕微鏡にはいくつか種類がありますが、病理医が使うのは生物顕微鏡のうち検査顕微鏡といわれるもので、種類としては光学顕微鏡のうちの明視野顕微鏡に分類されます。
 (うーん複雑!)

 日本で主流のメーカーは、オリンパスとニコンということになると思いますが、世界にはツァイス、ライカなどもあります。
 
 私は個人的にはオリンパス製が一番使いやすく暖かい色で見えて好き。
 初めにつかったのは オリンパスのBX50、その後、BX52 というのを愛用していました。


診断プラットフォームとパソコン!


レジデント時代の私の診断机

 病理診断を病理医が入力して、その結果が電子カルテに反映される、そういうシステムはいろんな会社から出ています。
 有名どころではドクターヘルパーなんていうのがあります。
 
 いままでにいくつかの施設でいくつかのシステムを使ってきましたが、個人的には Expath という、INTEC 社の出している病理診断システムはとても優秀だと思っています。きわめて。

 パソコンについては電子カルテとある意味でつながったシステムであることが今は多いですね。ダブルモニターだととても便利です。
 そして、顕微鏡写真が撮れるシステム、これもいいですね。なかなか高いんですが…。
 

文房具も大事…なかでも細い油性ペン!


実は、文房具も重要な道具。

 病理医は顕微鏡をのぞきながら診断しますが、診断対象はプレパラート標本と言って、ガラスになっています。このプレパラートに、チェックしていくんですね。病変のあるところを。顕微鏡をのぞきながら、点を打っていきます。
 それに使うのが、油性ペン。水性ではだめです。落ちますので。

 細いものがいいです。かつ、それぞれにこだわりがあるので、いろいろな油性ペンを見かけますね。

 よく見かけるのは、ゼブラの「マッキー極細」でしょうか。


 しかし私は、舶来の…なんて格好をつけるわけではないですが、ドイツ製、ステッドラーの「ルモカラー 超極細」を愛用しています。おすすめなんですが、人によっては角度によってはマーキングしにくいとの意見もありますね…。


PHS…


 これは病院から与えられるものですね…。呼び出しはほとんどないのが病理医だと思いますが、臨床医からの問い合わせ、というのはよくかかってきます。
 私は臨床医に積極的に電話をする方でしたので、PHSは重要なツール。


そして重要なのは書籍!

レジデント時代に2か月で買いあさった本
これで前後2段になっている…。

 病理医は一にも二にも書籍、文献で勉強すること、業務にあたってはつねに引くことが求められます。書籍は買いましたね、個人的にたくさん。もちろん部門でもたくさん買っています。
 
 かつてレジデントだったとき、ひと月に診断関係の本だけで 120 万円分購入したことがあります。レジデント1年目の書籍代は約 350 万円。収入の2/3 を超えていましたね。気が狂ったように勉強していた時期の話ですが…。

 まずは、下にあげるこのたくさんのシリーズ本を見てください…



癌取扱い規約シリーズ


 上にあげました表紙(すべて amazon へのリンクにしてあります)が、実はこれですべてではないのです…。これらは臓器ごとに作られている癌の、取扱い規約というものです。
 それぞれの領域の学会が規約委員会をつくって、制定しています。
 出版はすすべて金原出版からなされるという暗黙の決まり。

 癌の取扱い(病理でいうと診断基準や記載法)の、日本の、共通の規約なのです。

 取扱い規約は基本的に癌の診断では非常に重要なものですが、部位によってはあまり重要でないというか、共通のお約束としてあまり重視されていないものもあります。
 血液腫瘍取扱い規約ってのもあるんですが、だれも使っていません…。

 規約には何が書かれているかというと、臨床画像の評価法、手術の術式の記載法、肉眼観察した病変の記載法、切出し法、組織型、ステージングなどがまとめられています。
 
 病理医にとっては、比較的代表的な画像がアトラスとして載っているのはよいところ。まぁ分量は少ないですし、組織型の解説は、ごく基本的かつ共通の部分に限ります。解説は基本と原則は押さえられていますね。

 これら取扱い規約は日本の学会が決めている極めてローカルなものなのですが、世界基準と言えば UICC というところが出している TNMアトラスであり、組織型については WHO 分類 というものがあります (いずれも後述)。これらと規約は細菌は整合性を持たせようとしていますが、つねに遅れているのが日本版。また、遅れているだけではなく、ガラパゴス化している部分もありますね。





WHO 腫瘍分類シリーズ


 WHO、世界保健機関で各分野のエキスパートを集めて作成している国際的な疾病分類を解説するシリーズ。これは解説とアトラスからなっています。
 かなり黒っぽく見えますが、青い本という認識で、「ブルーブック」の愛称で呼ばれています。

 疾病の分類に関しては、これがスタンダード。
 私の専門にしている血液腫瘍はこの本が聖典的な扱いになっています。脳腫瘍や骨軟部腫瘍もそうかな…。

 乳腺などは日本ではガラパゴス化してしまっており、なぜかWHO分類とはかけ離れた分類のように思える部分までありますが…。

出版は、フランスにあるIARC。題名も WHO Classification of Tumours で統一されています (Tumours、綴りがイギリス英語ですね)。

 現在は第4版となるように、全臓器で統一的な改訂を行っているところです。
 病理医にとっては最も基本になるシリーズ。結構高いんです…自腹で揃えましたが…痛い痛い…。






AFIP アトラスシリーズ


AFIP というのはアメリカの軍病院で、病理学のメッカだったのですが、組織自体がなくなってしまいました。
 AFIP から出ていたこのシリーズは、非常によい病理のスタンダードな教科書・アトラスです。実は今でも刊行は続いていて、ARP という出版社が続けてくれています。
 
 赤いのが腫瘍性疾患、青いのが非腫瘍性疾患なんですね。とても解説が丁寧で、文献も網羅されていて信頼できる本です。

 しかしいかんせん、高い。日本での代理店は南山堂になりますが、Amazon.co.jp ではすべては手に入らないのが痛いところ。代理店以外から買う場合には、主に Amazon.com で買うことになりますね。


 



腫瘍鑑別診断アトラスシリーズ

このシリーズも全部買っちゃいますよねぇ…
 日本の病理関係の最大の出版社は文光堂です。この文光堂から出ているシリーズが腫瘍鑑別アトラスシリーズ。日本語で書かれた腫瘍の解説・アトラス本では最高のシリーズと言って間違いなく、一線の病理医が執筆しています。

 とても良い本で、これは業務では頻繁にひいて使うべきと思いますし、読んでも勉強になる。

 しかし、高い。高いんです。が、買っちゃうんですよね…あーあ。


その他のシリーズものなど

外国のシリーズだと、Amirsys on Expert Consult や Diagnostic pathology シリーズなどいくつも種類があります。最近は海外のシリーズ物は、電子版にアクセスする権利がついているので便利ですね。

 そして、当然シリーズ物以外の単発本はたくさん、たくさんあります。
 いずれにせよ、病理においては書籍が非常に非常に重要ということですね。


洋書シリーズもガンガン買います

雑誌


病理医が業務関係で愛読する雑誌と言えば、
 
   「病理と臨床」(▶ 文光堂ホームページ) です。
 
 文光堂から出ている雑誌で、臨床病理に特化した一冊。
 「臨床病理」という雑誌がありますが、あれは検査医学会の学会誌なんですね。

白衣と防護器具


 白衣は基本的に診断中は着なくてもよいのでしょうが、切り出しという作業の時には着ることになります。


解剖着?? ってこれはちがーう!!


また、病理医は病理解剖をしますので、その際には着替えて解剖着を着て、防護具を付けることになります。目をまもるプロテクターなどの防護具も重要。
 そして、解剖にはメスを使いますし、その他特別な器具もたくさん使います。 
 これらも大事な道具ですね。


その他の道具たち…


 切り出し、解剖、標本作製、そういったことやそれにつかう道具についてはまたおいおい書いていきたいと思いますが、専門的かつ、マニアックなものがまだまだたくさんあります !! 手術とはまたちがった形ですからね。


というわけで、まとめると



 今回は主に診断室で使っている、病理医の道具たちについての紹介でした !!


● 同じような話題の記事が !!


 ・「病理医ぱそ太郎の病理と日常」 さんの 病理医の仕事道具
   
 
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2017年1月5日木曜日

【サイト紹介】ポイントサイト紹介① ポイントタウン

 ポイントサイトをご存知ですか、サイトを経由して買い物をしたり、サイトからサービスを申し込むとその金額に応じてポイントがもらえるサイトのことです。

 ブログなんかを経由して買い物や申し込みをすると、広告宣伝費としてブログ主にお金が入ったりしますが、ポイントサイトは、受け取った広告宣伝費の一部を申し込みをしたユーザーに回すことで利益お客さんを集めて益を上げているんですね。

 三方得です。宣伝できてお店はうれしい、ポイントサイトは宣伝費が入る、お客はポイントという形で還元を受けられる!

 というわけで、使わないと損ですし、節約・生活防衛の心強い味方となってくれるのがポイントサイト。今回はそのポイントサイトの中で、最も大きいと言っていいポイントタウンを紹介します。




ポイントでお小遣い稼ぎ|ポイントタウン



知らないと損!ポイントタウンを最大限に活用する


 インターネットで買い物をすることが多い人、オンラインゲームで暇つぶしをしている方などにおすすめなのが、ポイントタウンです。 
 それらの行動が全部ポイントとして還元されるなら…お得です。

 ポイントタウンはパソコンやスマートフォンで利用でき、また iPhone アプリや Android アプリもあるので、いつでもどこでも隙間時間にポイント集めができます。

 仕組みは簡単。ポイントタウンを経由して様々なサイトへの会員登録や資料請求、試供品の購入、クレジットカードの発行などをすると、ポイントタウンに広告費が入ります。その広告費がポイントとして会員にポイントとして還元されることになります。



ポイントでお小遣い稼ぎ|ポイントタウン



ポイントの額の例


 ポイントタウンで一番人気の「楽天市場」において、月1万円買い物をした場合、10,000円×1%×12ヶ月で年間1,000円分のポイントを貯めることができます。

 還元率1%なんですね。

 もちろん楽天市場そのもの楽天スーパーポイントも最低1%たまりますし、もし楽天スーパーカードを使えば、1%さらにたまるので、Wまたはトリプルポイントが貯められることになります!

 他にもネットスーパーやファッション通販サイト、旅行サイト、引越し見積もり比較サイト…などなど、年間でポイントを貯める機会はたくさんあります。
 残念ながら、Amazon はポイントがたまらないのですが…。

ポイントでお小遣い稼ぎ|ポイントタウン



タイアップ品・サービスなら、100%還元もある…


 コスメやサプリ、エクササイズやエステの施術代金などを100%ポイントバックする高還元案件もあります。ポイントでもって実質タダになるというおトクもの。

 さらにこれを使うと余剰ポイントがもらえる技があります…それは、ポイントタウンのプラチナ会員になること。

 ポイント獲得数などで決まるランキングのプラチナ会員になると、ボーナスポイントが+15%つくので、例えば3,000円のサプリを購入すると、3,450円分がポイントバックされ、450円分ポイントが余分に得られるのです。

ポイントでお小遣い稼ぎ|ポイントタウン



ポイントの現金への交換がスムーズかつ月額上限なし


 ポイントサイトを使いこなしていくとポイントはたまります。

 月何万円分まで、という上限の条件がついているポイントサイトもありますが、ポイントタウンは上限なしで現金交換ができます。これは大変にスムーズでよいです。




大手の運営なのでポイント保存も安心感あり


 ポイントタウンは大手GMOインターネットグループの一員であるGMOメディア(東証マザーズ上場)が運営しており、17年を超える運営実績があるためポイント消失やサービス終了などについて、今のところ安心して利用できると思います。



 ポイントタウンには、下のバナーをクリックして無料会員登録ができます。

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