2018年10月28日日曜日

講義とセミナーの準備

 土曜日出勤です。のんびりコーヒーを飲みながら。
 今日のベセスダは小雨、寒さはひどくありません。

 少しだけ紅葉が始まっています。秋ですが、もう冬っぽさもあります。

Fig.1 本日の窓から見たNIH構内

 さて、毎週火曜日は FAES というところの大学院コース で組織学を講義しています (FAES については紹介記事を書きました ▶ 【NIH紹介】NIHキャンパスにあるFAESについて、コースを持つことについてもちらりと触れました(▶ ラーメン屋さんへ))。

 生徒さんが皆さん真面目なので、こっちも熱が入ります。
 毎週講義資料をつくらないといけないのですが、来週分がまだ手付かず…今日は資料を作ります。1コマ120分、みっちり系の講義です。

 組織学と病理学についてはこのブログと、もう一つ作ったブログで今後書いていこうと思うのですが (医学部生や学びなおしたい人をターゲットにして本格的にやってみようと思っているのです…野望)、王道のステップバイステップ講義をやっているつもりです。

 第一週は、組織学入門をやりました。
 組織学の概要と歴史と意義、細胞の基本デザイン、組織学における4大組織、組織学標本の作製方法と顕微鏡について。

Fig.2 第一回講義スライド

 第二週は、標本作製の実際、染色について、上皮組織と結合組織の基本的コンセプト。

Fig.3 第二回講義スライド

 第三週は、筋組織と神経組織の基本的コンセプト。

Fig.4 第三回講義スライド

 というわけで、次週からは各論に突入します。
 各論はどうしても説明が多くなるので、基本的なところに時間を割き、組織学はどんなものなのか、わかってもらいたいなと考えています。
  
 何を話すか考えながらスライドを作るのもなかなか大変ですが、よいスライド用資料を使わないといけませんね。その辺の情報についても今後書いていきたいと思います。
 日本全国 (世界でもいいんですが)で組織学を講義される方にとっても有益な資料を提供できればなーなんて思っていたりもします。

 さて、それとは別に、ラボのセミナーの資料も作らないといけません。うちのラボでは、2時間で研究計画、進展状況、関連の話題などを発表しないといけないのです。


Fig.5 前回セミナーで使ったスライド

 こちらはどうにもこうにも、ガチでの準備が必要です。何を話そうか思案中…。もちろんやっていることはいいのですけどね、聞いてもらうにはプランなども話さないといけません。どこまで話せるかな…悩みます。
 こちらの問題は、英語です。とにかく質問で遮られることが多いので、聞き取るのが大変です。なかなかね、そこは訓練を積まないといけません。

 というわけで、デスクワークの週末なのです。さて、がんばりますかね。









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