1. 精神診療プラチナマニュアル
出版社からのコメント引用
「感染症」に続く“プラマニュ"が誕生! 専門・非専門問わず、現場で役立つエッセンスが満載。精神科医・精神科以外の医師・看護師・薬剤師・初期研修医・医学生にインタビューを重ねて 「精神科は 分かりにくい」そんな声にお応えする本ができました。
非常にわかりやすい一冊
白衣のポケットに入れられるコンパクトな大きさでありながら非常に簡潔かつ明快にまとめられていて、初期研修医レベルの精神科の知識としてはこの一冊があれば十分と考えられる。
このシリーズの感染症プラチナマニュアルも非常に優れた本だが、これもよい。
実際、臨床の現場で研修医が疑問に思うことがよく抽出されたまとめられているし、薬剤のところでは向精神薬の項目では各薬剤にのCP換算値がまとめられていたりと、便利な工夫もにくい。
患者のアセスメントや処方例などはとても秀逸。
児童精神科領域の記載はほぼないが、成人例を主とする通常の精神科ローテであればこの一冊で十分対応できるように思われる。
2. 本当にわかる精神科の薬はじめの一歩
【著者】稲田健
【出版社】羊土社
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紀伊國屋書店 図書館
精神科領域の薬について、研修医レベルでもわかりやすく、種類、作用機序、特徴、処方例などが非常にやさしく解説されている一冊。図もわかりやすい。
精神科の治療は薬物療法がかなり多くの部分を占めるが、薬剤について具体的に知る第一冊目としてはよいと思われる。少々簡単すぎるきらいはあるものの、入門にはとてもよいと思う。
3. DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引
【監修】American Psychiatric Association
【出版社】医学書院
【リンク】Amazon 楽天ブックス honto e-hon
紀伊國屋書店 図書館
精神疾患の分類は本書によってなされているといってよいと思います。ICD-10 もありますが、操作的診断基準はこれが標準でしょう。
研修医レベルでは購入する必要はないと思いますが、研修レポート作りにはぜひとも用いたいところ。正確な分類と診断をレポートに記載するときには行っておくことが重要です。
精神科に進まれる方は買っておいて損はないでしょう。
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