海外研究 (留学) ・臨床留学を考えている方へおすすめの本
アメリカでポスドクをしております。
海外へ研究 (留学) …いやーすごいですね、とか言われるんですが、すごくないんです。医学系やバイオの研究者にとって誰でも簡単にできる、とは言いません。しかし、決して特別なことではないんです。
私もひょんなことから海外へ出る決意をしまして、いろいろありましたがなんとか無事に出てきました。その辺のこと (どうして海外へいくことになったか、行く気分になったか、どうやって外の仕事を探したか、お金はどうしたか、将来をどう考えているか…などなど) はおいおいこのブログでまとめて書いていきたいと思いますが…。
しかしながら、海外研究 (留学) の情報源って、結構、人によって得やすかったり得にくかったりするもので…。私の場合つい数年前まで、情報へのアクセスもそうですが、そもそも外へでることを考える、考えるそのきっかけさえないような状態でした。
周りに留学の先輩がいたり、留学をする人が定期的にいるという文化があったり、上司に勧められたりする環境 (主に大学の医局ですとか、大きな研究室、研究所ということになるでしょうか…) であればアクセスも容易でしょうけれども、そういう状況でなければ、自分で情報を取って、知り、自分で決意しないといけません (どんな環境でも決意するのは自分ですが)。
留学してみたい、という動機付けもある意味「出会い」ですし、ちょっと知ってみて、初めて興味がわくということもあります。
そういう意味では、今回紹介する書籍は、留学を「考えている」方だけでなく、バイオ系・医系の若い方が、留学なんて考えていなくてもそういうものもあるんだと知ってもらうのによいのかな、と思うものです。
情報源は今の世の中、主にネットだと思いますが、やはり書籍というのはまとまっていますしよいことも多いですね。このブログでもリンクを多用したいと思いますが、書籍の紹介も引き続き少しずつしたいと考えています。
さて、では海外への研究や医系の臨床留学を考えるにあたってのおすすめ本の紹介です。
研究・臨床留学のためのおすすめ本
Fig.1 アメリカにもたくさん留学関係本を持ってきました |
① 研究留学術
② 研究留学のすゝめ!
③ 海外医学留学のすべて
④ ただいま留学準備中
⑤ The ヨーロッパ医学留学
⑥ 研究者・留学生のためのアメリカビザ取得完全マニュアル
① 研究留学術
【出版社】医歯薬出版
【リンク】楽天ブックス Amazon 図書館
まずは最も汎用的でかつ、最も情報量が多く信頼できる一冊です。書店で目にされた方や手に取られた方も多いのではないでしょうか。
この本は研究留学をされる方のためのバイブルのような本で、内容は基礎編と実践編にわけられており、しっかりまとまった情報があるのと同時に、たくさんのレポートがあっていろいろな面から状況がわかるように書かれています。
留学をするかしないか考えるところから、ビザ取得、そして実際に渡航するまで、ずっと参考になる非常に良い一冊なので、まずは第一にお勧めしたい本です。
比較的新しく、2016年刊行の一冊。主にアメリカでの研究留学について扱っている本であるが、UJA(海外日本人研究者ネットワーク)編集で、羊土社の雑誌「実験医学」に連載されていた「UJA Presents 留学のすゝめ」に加筆したような構成になっています。
留学するにあたり、どんなことをすればよいのか、どのように選択をしていけばよいのかといったことも良く書かれており役に立ちます。
そして、地域別の世界の日本人研究者コミュニティ情報など役に立つ情報もあり、非常に有用です。
とにかく情報量が多く、体験談が非常にしっかりかかれている海外医学留学に関する一冊。臨床留学を考えているなら絶対に持っていて損はなく、様々な事例を知ることができる一冊。様々な国の情報の他、海外臨床留学によく使われる「N Program」の現状などもしっかり書かれています。
臨床で留学してみたいという人にはぜひ読んでいただきたい一冊。
⑥ 研究者・留学生のためのアメリカビザ取得完全マニュアル
【書名】研究者・留学生のためのアメリカビザ取得完全マニュアル
【著者】大蔵 昌枝/大須賀 覚
【出版社】羊土社
【リンク】楽天ブックス 楽天kobo Amazon Kindle 図書館
アメリカへ行きたい人のためのビザ取得のための本。
★ この記事は随時更新する予定です。
【リンク】楽天ブックス Amazon 図書館
まずは最も汎用的でかつ、最も情報量が多く信頼できる一冊です。書店で目にされた方や手に取られた方も多いのではないでしょうか。
この本は研究留学をされる方のためのバイブルのような本で、内容は基礎編と実践編にわけられており、しっかりまとまった情報があるのと同時に、たくさんのレポートがあっていろいろな面から状況がわかるように書かれています。
データ編も大変によく、奨学金や留学関連本、チェックリストなどもあって有用です。
留学をするかしないか考えるところから、ビザ取得、そして実際に渡航するまで、ずっと参考になる非常に良い一冊なので、まずは第一にお勧めしたい本です。
② 研究留学のすゝめ!
比較的新しく、2016年刊行の一冊。主にアメリカでの研究留学について扱っている本であるが、UJA(海外日本人研究者ネットワーク)編集で、羊土社の雑誌「実験医学」に連載されていた「UJA Presents 留学のすゝめ」に加筆したような構成になっています。
留学するにあたり、どんなことをすればよいのか、どのように選択をしていけばよいのかといったことも良く書かれており役に立ちます。
そして、地域別の世界の日本人研究者コミュニティ情報など役に立つ情報もあり、非常に有用です。
③ 海外医学留学のすべて
とにかく情報量が多く、体験談が非常にしっかりかかれている海外医学留学に関する一冊。臨床留学を考えているなら絶対に持っていて損はなく、様々な事例を知ることができる一冊。様々な国の情報の他、海外臨床留学によく使われる「N Program」の現状などもしっかり書かれています。
臨床で留学してみたいという人にはぜひ読んでいただきたい一冊。
④ ただいま留学準備中
【出版社】南江堂
【リンク】楽天ブックス Amazon 図書館
95ページと薄い一冊ながら、医師が海外留学するまでに必要な事項についてよくまとまった一冊である。単著であることからどこに苦労したかなどの情報は端的でわかりやすい。情報量もしっかりあります。体験談などはないが、実際に留学する段階に入ったときや、留学を考えているときには読みながら考えることもできよいように思います。
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95ページと薄い一冊ながら、医師が海外留学するまでに必要な事項についてよくまとまった一冊である。単著であることからどこに苦労したかなどの情報は端的でわかりやすい。情報量もしっかりあります。体験談などはないが、実際に留学する段階に入ったときや、留学を考えているときには読みながら考えることもできよいように思います。
実際に留学を考える段階になったら一度目を通しておいていただきたい一冊です。
⑤ The ヨーロッパ医学留学
【出版社】メディカ出版
【リンク】楽天ブックス Amazon 図書館
ヨーロッパでの研究留学を考えている方は是非読んでみていただきたい一冊。ヨーロッパ留学のメリットやデメリットまでよくわかる。ただし、臨床系の話はほとんどないので、研究留学者向けですね。
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ヨーロッパでの研究留学を考えている方は是非読んでみていただきたい一冊。ヨーロッパ留学のメリットやデメリットまでよくわかる。ただし、臨床系の話はほとんどないので、研究留学者向けですね。
詳細な注意事項などがよく書かれているので、ヨーロッパ留学を考えている方は事前に読んでおくことをお勧めしたい一冊です。
⑥ 研究者・留学生のためのアメリカビザ取得完全マニュアル
【書名】研究者・留学生のためのアメリカビザ取得完全マニュアル
【著者】大蔵 昌枝/大須賀 覚
【出版社】羊土社
【リンク】楽天ブックス 楽天kobo Amazon Kindle 図書館
アメリカへ行きたい人のためのビザ取得のための本。
非常によくまとまっており最新の情報が多く助かる内容です。このぐらいのことはネットで調べてもわかる、と思われる方もいるとは思いますが、一個一個わかりやすいく丁寧に、かつ書籍として一箇所にまとめて書かれているのはこの本ぐらいです。
アメリカで研究や臨床留学をしたい人は目を通しておいて損はない一冊です。
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