2019年2月10日日曜日

ツイッターサポートチームに要望をしてみる


 ニセ科学・ニセ医学をはじめとする明らかなデマが SNS には溢れています。
 Facebook, Instagram, Twitter…そして実は YouTube などの動画サイトもまずいことになっています。

 デマも言論の自由により保護される部分があるのですが、しかし言論の自由はなんでもかんでも言ってしまって他の権利に勝る、そういうものではないですよね…。
 というわけで、今回、ツイッター社の公式サポートチームに要望をしてみました。

 以下に要望した文書を載せてみます。
 なんらかの反応あるかなー。

 順次、Instagram, Facebook, YouTube にも送っていこうと思います。


ツイッター公式サポートチームへの要望書


ツイッター運営公式(公式サポートチーム @TwitterSupport ) 御中

 #要望書 @TwitterSupport

「悪質なデマ」を報告する機能および対処のルール制定を要望いたします

 本件は、ツイッター公式の要望フォーム・サポートチームへの DM から、また状況により正式な書類や署名運動等とあわせご連絡差し上げるものです。

お世話になります。とても素晴らしいプラットフォームであるツイッターの運営いつもありがとうございます。この度要望いたしたき儀これあり、連絡を差し上げるものです。

ツイッターをはじめ SNS 上での発言は自由であることが保護されるものであり、これは表現の自由を体現するものであることは論を待ちません。誰もが自由に発言でき、言論空間として、また交流の場としての半ば以上に公共の場であることは論を待たないと存じます。

私企業であり利益追求団体でもあるツイッター社が、公共の場を運営されていることには大変に感謝申し上げるとともに、その労についてもお察し申し上げるところであります。

さて、そのような空間を提供してくださっていることに感謝申し上げるところですが、表題の件であります、【「悪質なデマ」を報告する機能および対処のルール制定】につきましてご要望申し上げたく存じます。

言論の自由は保障されることは当然ですが、しかし他者の権利や公益に対してコンフリクトする場合には、ある程度の制限が課されることは当然であると思われます。

そのような趣旨から、ツイッターにも報告機能が付けられており、対処をいただいているものと推察申し上げております。

確かに、言論空間においては呟き・画像を含む言論内容に対する反駁につきましては、言論内での議論により解消されるべきであるというのは司法等における一般的な考え方であることは存じ上げております。また、言論空間プラットフォームとして情報の真偽のみで対処することは明確な判断基準の設定が困難である他、対応困難な場合も多いことも考えられます。
しかし、現在、ツイッター上には多数の「全く根拠がなく」「他者の権利または公共」に対してコンフリクトを起こしているデマが見受けられます。 
その多くは反駁を含む議論を構成することになりますが、明らかなデマも含まれており、言論のみでは対処が困難な事例も見受けられるところです。

最近では、震災後に動物園から猛獣が逃げ出した、とのデマにより偽計業務妨害罪での捜査が行われたことは記憶に新しいところですが、このような根拠のないデマについてはある程度、健常な言論空間の維持のために対処が求められているものと考えられます。
この件につきましては司法警察による対処がなされたものでありますが、しかし、現実には対処なされない事例が多数あることも事実です。

特に、暴言や脅迫・差別的言動等の攻撃的な行為、児童の性的搾取、商標・著作権の侵害、侮辱や名誉棄損またはスパム等だけではなく、健康にかかわる情報・生命にかかわる情報等についても重大な事項であると考えるところですが、それにもかかわらずデマが放置されている例が散見されるのです。

ツイッター社に対応を求めたいところですが、毎回、その他の要望としての報告をすること、悪質度が高い場合には内容証明郵便の送付、裁判所令状をもとに要請する等の手続を実施することは、通報側としては大変に手間がかかるものであり、また、ツイッター社としても健全なプラットフォーム運営のために、デマ対処をすることにはメリットがあると考えるところです。そもそも、言論空間での事項を毎回、司法へ告訴・告発等を行うことも決して好ましい状況ではないと考えます。

そこで、現在の報告フォームに加え、「悪質なデマ」をその根拠とともに報告するフォームの設置と、デマであると認定をした場合には当該ツイートの削除やアカウントの制限等を実施できる旨のルールの制定を求めたいと存じます。

言論は自由であるべきで、また健全な言論プラットフォームには萎縮を惹起するルールが過剰に設置されないことも要請されるところであるとは存じます。しかしながら、現状大変に多くのデマが見受けられ、言論空間のみならずその外の実際の社会一般にも影響を与えていると思われる事例もあることから、ぜひご、【「悪質なデマ」を報告する機能および対処のルール制定】につきましてご検討いただきたく存じます
 何卒よろしくお願い申し上げます。

201929日 峰 宗太郎 

気が向きましたらクリックをお願いします!↓
にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ  

病理の話題は別ブログにまとめています


 




0 件のコメント:

コメントを投稿