おすすめの本を一冊!
【書名】よくわかる血液内科
【著者】萩原將太郎
【出版社】医学書院
【リンク】Amazon 楽天ブックス 7net honto e-hon
内容紹介より引用
鑑別診断の思考プロセスを磨き、血液内科を得意科目にしよう
血液内科はちょっと特殊な領域という感じがすることもありますが、しかしどうして、血液内科疾患に出会うことは医師ならだれでもあります。
しかしとっつきにくいのも事実、そんなとき、読みやすく、通読できる入門書が欲しいところですね。
本書は、バリバリの血液内科医による一冊です。
はじめに、より引用しますと、
貧血には日常的に出会うし、悪性リンパ腫は症例検討会の頻出疾患ではあるけれど、血液内科はどうも苦手……という研修医、若手医師、総合診療医のために、気鋭の血液内科専門医であり優れた総合診療医である筆者が、診療の基本から最新医療までわかりやすく解説しました。
著者の解説魂を感じる
血液内科はとっつきにくくないんだよ、ということを著者がこれでもか、と解説しています。内容はミニマムエッセンスであって、血液内科の実務や、血液内科にどっぷりの人には物足りないと思いますが、初学者にはとてもよい。
すべては症例ベースで、臨場感があります。血液内科医としての視点、というのが感じられ、血液内科の魅力に触れることもできますね。
マニアックなコラムときれいな写真
血液内科愛というべきか、マニアックなコラムと症例のきれいな写真が特徴です、こういうこだわりはとてもうれしいところ。
治療についてはあまり触れられていないですね
治療についてはあまり触れられていません。あくまでも初学者むけの診療のとっかかりから攻めている構成。疾患の解説は決して多くないですが、通読するにはこのぐらいがよいのかもしれません。
他の良書「血液内科 ただいま診断中!」 や「レジデントのための血液診療の鉄則」と合わせておすすめしたい。
実はどうして
はい、著者の萩原先生は私の恩師にして盟友ともいう大恩人であります。そういう意味ではおすすめしたいということは COI があると言っていいのかもしれません。
本書の執筆にかぎらず、萩原先生の熱血ぶりは有名なところで、とにかく熱が感じられると思います。
レビュー関係の記事は別ブログにまとめています
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